無鉛ボードXpタイトル

無鉛ボードXpと鉛ボードの比較

無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
鉛当量 0.75mmタイプ 鉛当量 1.0mmタイプ
形状 スクウェアエッジ べベルエッジ(Vカット)
厚さ 12.5mm  15.0mm 14.0mm
(PB12.5mm+鉛1.5mm) *1
寸法 910mm × 1,820mm 910mm × 1,820mm
含水率 3%以下 3%以下 *2
曲げ破壊強度 長さ方向:500N以上 長さ方向:360N以上 *2
幅方向:180N以上 幅方向:140N以上 *2
耐加重 100×10³kgf/㎡ 5×10³kgf/㎡ *2
質量(重量) 約 30 kg  約40kg 約 45 kg *3
性能 鉛当量 0.75mm(重ね貼り工法 鉛当量1.5mm) 鉛当量 1.0mm(重ね貼り工法 鉛当量2.0mm) 鉛当量 1.5mm *4
認定番号 不燃材料 NM-3472 *5 不燃材としての
個別認定番号なし
ホルムアルデヒド
放散量
0.1mg/L未満 *6
(検出限界値)
(F☆☆☆☆対応製品)
0.05mg/L未満 *7
(検出限界値)
(F☆☆☆☆対応製品)

*1 鉛当量1.5mmの場合。鉛付きせっこうボードの目地部には鉛テープを使用するので、不陸解消のためせっこうボードの上貼りが必要になる可能性がございます。
例:せっこうボード12.5mm+鉛1.5mm+鉛テープ1.5mm+クリアランス2mm+せっこうボード9.5mm=27.0mm

*2但し、せっこうボード部分の数値です。

*3鉛当量1.5mmの場合で鉛比重11.4、せっこうボード厚12.5mm 比重0.65で算出しています。

*4裏打ちする鉛板を選択することにより鉛当量は変更できます。ただし施工を考慮すると限度があります。

*5硫酸バリウム混入せっこう板として国土交通省より平成24年7月12日付けで認定番号を取得しました。
(従来品は平成17年8月11日付けで不燃材認定番号を取得しています)

*6デシケーター法に依る。平成18年2月15日医建エンジニアリング㈱が㈱環境技術研究所に試験委託。

*7デシケーター法に依る。平成15年11月5日医建エンジニアリング㈱が㈶日本合板検査会に試験委託。

製品主成分

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 硫酸バリウム
  • せっこう *1
  • 鉛板 *2
  • せっこうボード(市販品)
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは環境にやさしい天然素材の重晶石、せっこうを使用しており人体に無害な製品です。
  • 鉛ボードは特別管理廃棄物に該当するおそれがあります。取扱に重大な注意が必要です。 *3

施工性

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 柔剛性や粘り強さがあるため折れにくい製品です。 *4
  • 軽量かつしなりにくいため、取り回しが比較的容易です。また施工スピードもUPします。
    鉛当量0.75mmタイプ…約30kg
    鉛当量1.00mmタイプ…約40kg
  • 市販のせっこうボードに鉛板を接着剤で貼っています。鉛の重さに耐えにくいため取り扱いに注意が必要です。
  • 重量物かつしなりやすいため、加工や施工がしにくい製品です。 *5
    1.5mmPbボード…約45kg
    2.0mmPbボード…約57kg
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは鉛ボードに比べて施工しやすさが格段に増しています。
  • 無鉛ボードXpは比較的軽いため、安全施工に寄与します。
  • 無鉛ボードXpは施工費用を軽減します。

耐火性 *6

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 不燃材料として認定番号取得済
    不燃材料認定番号NM-3472 *7
  • 不燃材としての個別認定番号はありません。
  • 鉛は不燃性物質です。しかし鉛は327.4℃から徐々に溶け出し、550℃では完全に液体状態になります。
  • 市販のせっこうボードは不燃材料認定品を使用しています。
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは不燃材料のため安心して使えます。
  • 住宅で火災が発生すると、通常、火災発生から5~10分程度で室内の温度は500℃に達します。

仕上げ

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 一般の塗装、クロス仕上げができます。下地調整シーラー水性(アクリル系エマルション)
  • 目地処理に鉛テープを必要としないため不陸がなく、平滑に仕上げられます。(隙間が生じる場合、無鉛パテを使用)
  • 鉛は下地側に貼付けられているので表面は市販のせっこうボードです。クロス、塗装が可能です。
  • 目地処理に鉛テープを必ず使うために1.5mm程度の盛上り不陸が生じます。
  • 不陸解消のために9.5mm以上のせっこうボードを上張りする必要があります。
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは仕上げ材を選ばないため安心して使えます。
  • 無鉛ボードXpは仕上げのトータルコストでも鉛ボードより優位性があります。

環境

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 無鉛ボードXpは硫酸バリウムやせっこうが主成分の無害で環境に優しい製品です。
  • 基材のせっこうは天然せっこうの他、大気汚染の原因となる亜硫酸ガスを無害化する際に科学的に副生される「副生せっこう」を原材料とした環境配慮製品です。
  • 無鉛ボードXpの廃棄の際にはリサイクルルートに乗り、再生産へと循環します。
  • 鉛は人体や地球環境に有害な物質です。法的に厳しい規制がされており、廃棄時には特定管理廃棄物として該当するおそれがあります。
  • 不法投棄などでは鉛の有害物質が地中に溶け出し、地下水などに混入し人体に飲み水などを通して悪影響を及ぼします。
  • 分離・分別処理不足などにより最終処分場に送られず、通常の処分場で埋め立てられてしまう場合が多々あります。このようなケースでは有害物質が洩れ出して埋め立て地の地下水や土壌などから検出されたり、また基準値を超過していたりするなど汚染が報告され、地域住民への被害が懸念されています。 *8
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは安心してご使用いただける製品であり、廃棄時には再生産へと循環する優れた製品です。
  • 無鉛ボードXpは鉛溶解~圧延までの工程が無いので二酸化炭素の排出量も1室当りおよそ3.6tを削減します。 *9

リサイクル

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 無鉛ボードXpは確立されたせっこうボード・せっこうのリサイクルルートに乗せられる環境に優しい循環型製品です。
  • 一般のせっこうボードと同様に解体・廃材処理のルートに乗せリサイクルが可能です。
  • 鉛ボードは一般の解体物より優先解体し、鉛板とせっこうボードを確実に分離・分別しなければなりません。選別コストが大きくなります。
  • 市販のせっこうボードのリサイクルルートは鉛成分・接着剤が付着していると受付けられません。
  • 重量物のために解体費用として人的コスト、安全性対策コストが大きくなります。
  • 特定管理産業廃棄物に該当するおそれがあるため廃棄する際は産廃処理の許可条件を再確認してください。 *10
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは人にやさしく、地球環境にやさしい製品です。無鉛ボードXpは鉛ボードに比べ最終処理コストを大きく抑えることができます。

人体への影響

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 放射線防護の主成分の硫酸バリウムは、エックス線造影剤として胃腸のレントゲン検査にも使用されているもので安全性が確認されています。
  • 硫酸バリウムはかつては、モルタルに混入してバリウムモルタル材として放射線防護の湿式工法として主流を占めていました。人体への影響も安全性が確認されています。
  • 基材のせっこうはせっこうボードとして広く建築材として利用され、その安全性は確認されています。
  • ガラス繊維不織布も市販のせっこう板に広く建築材として利用され、その安全性は確認されています。もし吸い込んでしまったとしても、ガラス繊維は体外に排出されやすい性質があり、体内に残ることはありません。
  • 鉛は発がん性を有している可能性や中枢神経障害を引き起こす可能性があります。
  • 特に体内に吸収すると9割以上が骨に沈着し、そのうち半分が体外に排出されるには5年かかるという蓄積性などが、人体への被害を大きくしています。 *11
  • 鉛が体内に入った場合、血液や骨髄、中枢神経系、末梢神経系腎臓に影響を与え、貧血や脳障害(けいれんなど)、末梢神経障害、胃痙攣、腎臓障害を生じることがあります。 *12
  • 鉛は融点以上の高温で熱せられた場合、毒性の高いガスを発し危険です。
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは鉛ボードと比べ、非常に高い安全性を有しています。

コスト

ホーシャット無鉛ボードXp 鉛付きせっこうボード
  • 鉛当量1.5mmの場合の材工設計価格(東京都内・50㎡以上)
    設計価格=28,000円/㎡
  • 廃棄時の解体費用はせっこうボードと同様に一般解体で処理することができます。
  • 鉛当量1.5mmの場合の材工設計価格(東京都内・50㎡以上)
    計価格=36,000円/㎡ (※平成21年8月現在)
  • 一般の解体物より優先解体し、鉛板とせっこうボードを確実に分離・分別されなければならないために選別コストが大きくなります。
備考・評価
  • 無鉛ボードXpは鉛ボードより約20%コストを抑えられます
  • 鉛ボードは解体時に分離・分別のための選別コストが発生します。

*1せっこうは①「天然せっこう」 ②火力発電所などから化学的に副生される「副生せっこう(化学せっこう)」 ③新築現場や解体工事現場から発生する「廃せっこう」 などリサイクル建材の優等生を原材料に使用しています。

*2鉛板は弊社ではJIS H 4301規格 純度99.999を使用しております。純度が低くCaなどの混入物が多いものはリサイクルしにくくなります。ご注意ください。

*32006年7月、欧州ではRoHS指令が施行され、電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用が制限されています。日本でもRoHS指令で規制されている物質に関連する法律として資源有効利用促進法が制定されており、特定の化学物質を最大許容濃度以上含有する場合、省令で「情報の提供はJIS C 0950による」としてJ-Mossによる表示が義務化されています。

*4ガラス繊維を混入し補強したせっこうを芯材とし、その表面・裏面の内側それぞれにガラス繊維不織布<グラスファイバーティッシュ>を伏せ込んだ紙のないせっこう板です。

*5鉛当量1.5mmの場合で鉛比重11.4、せっこうボード12.5mm厚、比重0.65で算出。
2.0mmPb鉛ボードは強化石こうボード(12.5mm厚、比重0.75)使用時の重量です。

*6不燃材料とは通常の火災による火熱を加えられた場合に、加熱開始後20分間燃焼せず、防火上有害な変形、溶融、亀裂、その他の損傷を生じず、かつ避難上有害な煙又はガスを発生しない材料です。

*7国土交通省より平成24年7月12日付けで認定番号取得済み。
(従来品は平成17年8月11日付けで不燃材認定番号を取得しています)

*8土壌汚染対策法(平成14年5月29日制定)では「特定有害物質」を規定し、鉛、砒素、トリクロロエチレンその他の物質(放射性物質を除く)であって、それが土壌に含まれることに起因して人の健康に係る被害を生ずるおそれがあるものを規制しています。

*9壁・天井面を鉛当量1.5mm・鉛ボードで50枚施工した場合の当社協力工場での試算です。

*10特定管理産業廃棄物とは昭和45年12月25日付け廃棄物の処理及び清掃に関する法律により以下のように定義されています。
⇒この法律において「特別管理産業廃棄物」とは産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性並びに本邦に入国する者が携帯する廃棄物(以下略)

*11環境省「化学物質ファクトシート2011年版」に依ります。
http://ceis.sppd.ne.jp/fs2011/factsheet/data/1-304.html

*12国立医薬品食品衛生研究所(NIHS) 「国際化学物質安全性カード(ICSC)日本語版」に依ります。
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0052c.html
上記製品に関するお問い合わせ
医建エンジニアリング株式会社
ホーシャット営業部 営業課
〒130-0026 東京都墨田区両国 4-31-11
ヒューリック両国ビル6F
TEL:03-3634-7301(受付時間:平日 9時~17時)
FAX:03-3634-7401